官体質が変わらない郵政だ!
郵便料金の大幅な値上げ方針が示された。
手紙を現行の 84円から 110円へ、はがきを 63円から 85円へ引き上げる省令の改正案を、総務省が審議会へ示した。
何と3割を超える大幅な値上げ案。
理由は、郵便物の減少や人件費、燃料費などの経費高騰で郵便事業が赤字だからという。
また、この通りの値上げが実現しても、26年度には再び赤字になる見通しという。
郵便物が減少してきているのは人口の減少とデジタル化が影響しているが、ここ1〜2年で郵便物が大きく減少したのは、これまでに比べて配達に日数がかかるなど郵便サービスが大きく悪化していることが大きいのでは。
サービスの質を見直すことなく、目先の収益環境を改善させるために郵便料金を一気に3割も値上げすれば、郵便離れに拍車がかかり、自分で自分のクビを絞めるだけ。
また、赤字を解消するために値上げを繰り返せば、アナログな郵便に頼らざるを得ない高齢者層や低所得層に過渡な負担を強いることになるだけ。
そもそも定型内郵便や定形外郵便、定形外規格外郵便など種類が多過ぎだし、封筒に入れて送るにしても重さで料金が違うなど細か過ぎな面もあるのだから、サービス・利便性の見直しが先だろうに。
民営化で利便性や収益性が向上すると言われたが、24時間窓口や夜間営業所の閉鎖、週末の配達中止など明らかな利便性低下が相次いでいるのが現実。
民間企業なら、大幅な値上げの前にもっとやることがあるのでは・・・。
官体質が変わらない郵政だ!
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。