あなたは大丈夫?
安心して暮らしていくための預貯金。
金融広報中央委員会が毎年公表する「家計の金融行動に関する世論調査」によると、単身世帯が保有する金融資産額は、平均で 871万円、中央値で 100万円となっており、1年前と比較すると平均値で 191万円減少、中央値は増減なしという。
金融資産を保有している単身世帯だけに限ると、平均値は1,348万円、中央値は 450万円で、1年前と比較すると平均値で 266万円、中央値で 50万円の減少となっているらしい。
ちなみに金融資産を保有していない世帯は、全体の 34.5%で、1年前より 1.3ポイント増加という。
次に、金融資産を保有している70歳代の単身世帯の平均貯蓄額はというと、
・100万円未満:5.2%
・100万~200万円未満:4.0%
・200万~300万円未満:4.2%
・300万~400万円未満:4.6%
・400万~500万円未満:3.0%
・500万~700万円未満:8.8%
・700万~1,000万円未満:4.8%
・1,000万~1,500万円未満:5.6%
・1,500万~2,000万円未満:5.8%
・2,000万~3,000万円未満:8.2%
・3,000万円以上:16.1%
となっており、平均値は 1,433万円、中央値は 485万円という。
どうやら 70歳代のおひとりさまの多くは、貯蓄額が約 500万円のようだ。
一方で平均寿命は、厚生労働省の「令和4年簡易生命表」によると、男性 81.05歳、女性 87.09歳。
また平均余命をみると、男性 70歳時の平均余命は 15.56年、女性 70歳時の平均余命は 19.89年。
まだまだ先は長く、500万円の貯蓄では心もとないと言えるし、70歳以降になると健康面での問題が発生することが増えてくる。
厚労省の「生涯医療費」によれば、日本人が一生のうちに使う医療費の総額を示す「生涯医療費」は 2,700万円で、70歳以降にかかる医療費は約 1,350万円とのこと。
実際には公的医療保険に加入しているので、自己負担額はこの医療費の1~3割となり、70歳以降にかかる医療費は 135万~ 405万円が目安とか。
従って 70歳代の貯蓄が 500万円という場合は、「健康寿命」を伸ばすことを心掛けることで医療費という大きな支出を減らすことが不可欠となってくるという。
万一病気になっても安心というためには、少なくとも倍の 1,000万円は必要ということかな?
あなたは大丈夫?
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