気概が欲しいところだが・・・
流通大手「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の百貨店「そごう・西武」の労働組合が、雇用維持を求めて 31日のストライキ実施を予告したことが話題となっている。
対象となる西武池袋本店(東京・豊島区)は1日 10万人以上が来店し、2023年2月期の年間売上高は 1,768億円で業界3位と、「そごう・西武全体」の売り上げを支える旗艦店だ。
「そごう・西武」の労組がスト予告に至ったのは、親会社のセブン&アイに対する不信感。
「セブン&アイ・ホールディングス」は昨年 11月、「そごう・西武」を米投資ファンドに売却することを決定したが、労組に対しては「直接の雇用者ではない」ことを理由に売却計画についてほとんど説明してこなかったという。
さらに今年8月には「そごう・西武」の林社長を解任し、新たな取締役を送り込むなど売却に向けた動きを加速させたため、「株式譲渡が事業継続や雇用維持につながるのか、納得感が得られていない」としてスト権行使の通知に踏み切ったという。
スト実施となれば百貨店では約 60年ぶり。
労組活動に身を置いた者としては、理解できなくもないが、今の百貨店は有名ブランドを入れるのにシャカリキになるだけの単なるリーシング業。
これじゃぁ不動産業と変わらないし、若い層を中心に客離れも酷く、昔のようなワクワク感も、エンターテイメント性も、非日常性も感じられず、斜陽産業の一つ。
今回の売却を機に、新しいショッピングモールに変身させるくらいの気概が欲しいところだが・・・
現状に固執する今の労組じゃ、そこまでの気概は無いかな?!
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