ロシア大統領府は、３日未明にクレムリンへドローンによる攻撃があったと発表した。

２機のドローンが３日未明にクレムリンに接近し、ロシア軍などが撃墜したという。

撃墜されたドローンの破片はクレムリン敷地内に落下し、死傷者や物的損害は出ていないという。

プーチン氏も無事で、通常通り執務しているという。

ロシア大統領府は、今回のドローンによる攻撃を「ウクライナによる計画的なテロ行為で、プーチン大統領を狙ったものである」と説明、「ロシアは必要な時と場所に対抗措置をする権利を保有している」とも表明した。

これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「攻撃はしていない」と否定している。

クレムリン上空でドローンらしきものが爆発している映像が流れたが、映像の出来過ぎ感を始め、ウクライナ側の攻撃というのはどうみても不自然で、ロシア側の偽旗作戦としか思えない。

裏を返せばプーチンはそれだけ苦戦しているということ。

９日の戦勝記念日を前に、今一度ロシア国民の支持と士気を高め、近く始まるとされるウクライナ軍の反撃に対する迎撃態勢を強化すること、報復の名の下に無差別攻撃をしようというのが狙いかも。