連日世間を騒がせているマニラのビクタン収容所に収監されている４人の邦人容疑者。

どうやら７日に引き渡しすることで協議が進んでいるようだ。

マルコス大統領が８日から12日までの日程で訪日予定のため、訪日前の送還が望ましいとの外交上の共通認識があるかららしい。

と言っても、４人のうち３人はフィリピン国内で起訴中の身。

普通であれば後５日で送還など凡そ考えられないのだが・・・。

そうは言っても、あるあるフィリピン。

マルコス大統領の訪日前に決着させることは案外容易な事かも。

フィリピンを知らない友人たちは、収容所内にＶＩＰルームがあったり、携帯やパソコンが自由に使えることに驚いているが、筆者を始め一度でもフィリピンに住んだことがある者からすれば別に驚くようなことでも何でもない。

コネや賄賂が未だに通じる国だからこそ住みやすい？とさえ言える。

堅苦しい日本を嫌いフィリピンへ移住する日本人の気が分からないでもないが、どちらかと言えばこの４人のような爪弾き者が多いだけに、フィリピン在住邦人には注意が必要だ。

連日の報道、フィリピンに対するイメージが悪くなったことは否めない。