今月前半の開始を目指していた政府の観光支援策「全国旅行支援」。

政府は、実施の延期を決めた。

その理由は、第７波に入ったとも言われる武漢コロナウイルスの感染拡大。

落ち着くどころか、ここへ来て急ピッチで感染が拡大し、状況が急激に悪化してきている。

こんな状況下で実施したら、「Go To トラベル」の二の舞で、延期は至極当然。

観光地や旅行・宿泊業界のＰＲに熱を入れて来たマスコミ、テレビは、甘い判断や安易な報道を少しは反省しろ！

それ以上に問題なのは、第６波の課題が積み残されたままの状態で、感染が再急拡大してきているにも関わらず、それへの危機感があまり無いこと。

コロナ患者を受け入れる発熱外来が少なかった、医療機関や保健所がひっ迫した等々、第６波で起きた課題は未だ未解決のままだ。

このままだと、救急や一般医療に影響が出るといったことや、保健所業務が過多になり感染者対応が遅れるといったことが再び起きてもおかしくない。

にも関わらず、行動制限は必要ないとか、県を跨ぐ行動も大丈夫などの認識を示している専門家組織や全国知事会。

本当に大丈夫？