OFWフィリピーナ その14
カタールでOFWとして働くフィリピーナから、久しぶりに連絡があった。
このフィリピーナ、カタールへ行くまでや、カタールに着いてから働くまで、働き出してからと、様々な目に遭ってきたフィリピーナだ。
連絡してきた理由は大方予想がついていたが、とぼけて聞いてみた。
すると、ラマダンで大変だったとのこと。
ラマダンなど知らないフィリピーナ、日の出から日の入りまでの間は何も食べない習慣にビックリしたとのこと。
しかもそれが1ヶ月も続いたものだから、更にビックリ。
フィリピーナがメイドとして働く家人は、昼間は水すらも飲まない徹底ぶりだったらしい。
クリスチャンのフィリピーナは水は飲めたが、食べ物は無し。
深夜に、家人の残飯があった時のみ食事にありつけるという悲惨な状況だったらしい。
何しろ食べることに人一倍執着しているフィリピーナにとって、ラマダンは二度と経験したくない出来事だったようだ。
日の出とともに休む間もなく掃除、洗濯、マダムの外出のお供と働きっぱなし、深夜の食事は有るか無いかの生活を1ヶ月間強いられたフィリピーナ、食料品を買いたいので少しお金を貸してくれないか、と予想していたことを言って来た。
こちとら切りが無いので丁寧にお断りしたのだが、次はどんな連絡をして来るのだろうか。
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