タコ野郎!
女子テニス界の彭選手が、前副首相から性的暴行を受けたとSNSで発信した後、消息不明になっている事件。
これまでにアメリカ政府や国連の機関が彭選手の安否や所在を明らかにするよう求めているほか、大阪なおみ選手ら女子テニスのトップ選手からも彼女の安否を心配する声が上がっている。
こうした中、中国共産党系のメディア編集長が、ツイッターに「彭選手はここ数日、自宅で自由に過ごしていて邪魔をされたくないと思っている。近く公の場に姿を現し、何らかの活動に参加するだろう」と投稿した。
国際社会から日増しに批判が高まる中、中国側としては、影響力のあるメディア関係者の発信を通じて懸念を打ち消す狙いがあるとみられている。
これに対し、中国側の一連の対応に大きな懸念を示した女子プロテニス協会(WTA)は、真相解明を求める声明を出し、中国市場からのWTA撤退も示唆している。
折しも北京五輪を間近に控えた中で、チベット・ウイグル問題等でボイコット論がくすぶっており、アメリカが外交的ボイコットを検討しているとの報道が出たばかりだ。
不思議なのは、この事件が北京五輪に飛び火し、国際的な問題に発展しかねない状況にあるにも関わらず、IOCのバッハ会長が沈黙を決め込んでいること。
国家事業として北京五輪の準備を進めている習近平国家主席の機嫌を損ねたくないから?かと、勘ぐりたくもなる。
オリンピックに3度も出場した選手の勇気ある告発を無視することは、アスリートファーストの精神、あらゆる差別を禁じる五輪憲章と矛盾することになると、このバッハIOC会長は思わないのだろうか?
タコ野郎極まりない!
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