春夏秋冬

春夏秋冬、日々起こっていることや身近で起きた出来事を自分目線で気儘に綴ります。

つくづく思ったこと

先日フィリピーナとやりとりした話。



このフィリピーナ、マカティ市に住む30歳の独身フィリピーナで、実家はミンダナオ島ディポログ市。



仕事のためここマカティ市に来、現在アパートで1人住まい中。



このフィリピーナもご多分にもれず、海外へ出稼ぎに行こうとしており、具体的にはクウェートへ行く必要書類取得と手続きのため、ミンダナオ島から出て来たという。



ところがコロナ禍でそれらの手続きが思うように進まなくなり、現在はパート仕事をしながら、それらの手続きが進むのを待っているとのこと。



クウェートに行ったことがあるのか聞いたところ、初めてだという。



そこで、知合いの中に、クウェートへ働きに行ったまでは良かったが、働き先の家人からセクハラを含む虐待を受け、僅か1ヵ月足らずで帰国する羽目に陥ったフィリピーナがいたという話をし、どうしても行きたいなら手続きを慎重に進めるようアドバイスしてあげた。



パンデミックで仕事が無い中、海外出稼ぎだと収入も多く家族を養えることから、手っ取り早く渡航し易い中東のクウェートへ働きに行こうとするフィリピーナが多いようだ。



が、イスラム教という宗教や国家、社会の仕組みを理解しないまま安易に出稼ぎに行って、痛い目に遭ったフィリピーナが少なくない。



あまり深く考えない国民性のフィリピン人だから為せる技かも知れないと、フィリピーナとやり取りする中で、つくづく思った次第である。