春夏秋冬

春夏秋冬、日々起こっていることや身近で起きた出来事を自分目線で気儘に綴ります。

あることを教えられた出来事

寝酒を飲みにバーへ入った時のこと。


時間も遅いこともあり、ダンサーは5~6人しかいない。


入口のカーテンを開けてステージを覘いた途端、立ち上がって踊り始めた。


ところが席に呼んでくれないことが分かった途端、踊りを止めてステージの端に座り込みお喋り。


この動作を客が入ってくる度にするので、ピルセンを飲みながら暫く様子を見ていた。


すると1人のダンサーが「あなたは日本人か?、どこに住んでいるのか?」などと聞いてきたので、少しお喋りをしていたところ、観光客と思しきインド人3人が、通訳兼案内と思しきフィリピン人女性とともに入ってきた。


その途端、このダンサーたちは踊り始めるふりをして背中を向けてしまった。


席に座ったインド人のうちの1人がステージ上のダンサーを呼ぼうとしたが、声をかけられたダンサーは首を横に振って明らかにノーのサイン。


席に呼べないと分かったインド人3人は直ぐに出て行ったので、声をかけてきたダンサーに何故あのダンサーは指名されたのに拒否したのか聞いたところ、インド人は体臭が強く、あれもしつこいからとのこと。


思わず笑い出してしまったが、当人にとっては笑い事ではない訳で、フィリピーナ達は指名されベッドを共にする中で、○○人の体臭や口臭はくさいとか、しつこい割にケチだとか、乱暴だとか等々、色々と観察し、自分なりに順番をつけていることを改めて知らされた。


どう思われ、どう見られているのか、振り返ってみることも必要と、知らされた出来事だった。