政府が一部見直しをやっと決めたGo To トラベル。

それをめぐる菅総理の答弁を予算委員会で聞いて呆れてしまった。

感染拡大の原因となった証拠はない、地域経済の下支えになっているなどと、専らその意義を強調するばかり。

政府分科会の緊急提言を真摯に受け止めているのか、疑わざるを得ない発言。

一国のトップの認識がこの程度かと思うと、ゾッとする。

現在の感染状況の深刻さが本当に分かっているのか。

重症者数が過去最多となるなど、事態は日に日に深刻さを増している。

ヒトの動きが活発になれば感染リスクが高まるのは当たり前のこと。

だからヨーロッパやアメリカはロックダウンして人の動きを止めているのだ。

菅総理は昨夕、札幌、東京、名古屋、大阪の時短営業を要請したが、それよりもGo To トラベルを一時ストップし、人の動きを止めることが重要なのでは。

この3週間が極めて重要な時期だというなら、3週間 Go To トラベルを一斉に止める位の発信が欠かせないと思うのだが。

それ位の事を自ら発信し無ければ、緩んだ危機感を引き締めることは難しい。

甘い状況認識と中途半端な対策のせいで、武漢コロナウイルスが蔓延することだけは御免蒙りたい。