朝から衆院予算委員会閉会中審査が行われている。

テーマは、専ら「Go To キャンペーン」実施の是非。

何故このタイミングで、1兆円を超える税金を使って「Go To キャンペーン」をやらなければいけないのかについて、議論が交わされている。

閣議決定によると、「Go To キャンペーン」は、「ウィルスの感染拡大が収束し、国民の不安が払拭された後、実施する」となっている。

ポイントは、今現在、ウィルスの感染拡大が収束し、国民の不安が払拭された状況なのかどうか、ということ。

誰が見ても、1都3県では感染が拡大しており、それが地方へも拡がりつつあるのが、現在の状況だ。

政府は、「東京都で陽性者が増えて来ているが、病床確保等医療体制が出来ているから大丈夫」というが、7月14日時点で東京都では、ホテル宿泊者が104人、自宅療養者が273人、入院療養等調整者が336人も居り、入院している人は679人しかいないのも事実だ。

これは、本来であれば入院していなければいけない患者が713人いるということであり、この713人が全員入院したとしたらベッド数は一気にひっ迫した状況に変わってしまう。

感染経路が分からない感染者も増えている中にあって、安心感が担保されていないキャンペーンを今する意味があるのか？

これで感染拡大が起こったら、人災としか言いようがない。