期待しない方が良さそうだ
自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る事件。
岸田総理は、自身が会長を務めていた宏池会の解散を検討していることを表明した。
が、自身が会長であった期間の「政治とカネ」の問題の責任を回避するための措置とも映ってしまう。
ただ安倍派と二階派に影響を与えることは必至で、今日開催される両派閥の総会が注目されている。
自民党内では派閥解消や派閥パーティー禁止が検討されているようだが、これまで捜査が及んでいない麻生派や茂木派が納得するかは不透明で、一波乱ありそうだ。
マスコミを始めとして派閥に目がいっているが、肝心なのは「お金の透明性」。
3千万円の政治資金報告書不記載について、岸田総理は「事務的ミスの積み重ねだ」と説明したが、これでお咎め無しになるような現在の政治資金規正法は、とてもじゃないが法律とは言えない。
入りと出の透明化、違反した場合の罰則強化とうとう、民間企業と同じようなレベルに改革しなければ、この問題は解決したとは言えない。
岸田総理にそこまでする覚悟があるか見ものだが、期待はしない方が良さそうだ。
期待薄と言えば、日銀。
今月末に金融政策決定会合があるのだが、大規模な金融緩和策を維持するとの見方が優勢という。
アメリカや中国の先行きだの賃上げの動向だのと他者任せで、日銀の意思が一向に感じられない。
政府、日銀とも期待しない方が良さそうだ。
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