ご用心を
高齢ドライバーの交通事故対策として、一定の違反をした 75歳以上の人を対象に導入された運転技能検査(実車試験)、その実施状況を警察庁が公表した。
それによると、改正道路交通法が施行された昨年5月 13日から 12月末までの約7カ月半に、全国で延べ7万 7,083人が実車試験を受け、6万 9,041人( 89・6%)が合格し、1割超は不合格だったとのこと。
実車試験は、75歳以上で運転免許の更新を迎えた人のうち、誕生日の 160日前までの3年間に信号無視や逆走、速度超過など一定の違反を1つでもした人に義務づけられた。
実車試験は、自動車教習所などのコースを走り、指示された速度での走行や一時停止などの課題を行う。
100点満点からの減点方式で、1種免許では 70点以上が合格。
信号無視や、右左折時の中央線からの大きなはみ出しなどは 40点減点で、一発で不合格となる厳しい試験のようだ。
合格しないと免許を更新できないが、更新期間内であれば何度でも受けられるという。
因みに実車試験の対象となるのは以下の違反。
①信号無視
②逆走や反対車線へのはみ出しなど
③追い越し車線を走り続けるなど通行帯違反
④速度超過
⑤横断や転回などの禁止違反
⑥踏切の直前で停止しないなど
⑦交差点の右左折で左端や中央に寄らないなど
⑧交差点での安全不確認や他の車両への妨害など
⑨横断歩道を渡る歩行者の妨害など
⑩前方不注意や安全不確認など安全運転義務違反
⑪携帯電話使用など
「誕生日の 160日前までの3年間に違反した人が対象」ということなので、 72歳以上の方は車の運転をするときは上記の違反を犯さないように、くれぐれもご用心を。
警察が点数稼ぎに、時々意地悪な取り締まりをしている時があるからね。
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