今冬、インフルエンザと武漢コロナウイルスの同時流行が予想されている。

確か去年も今頃そのようなことが言われた記憶があるが、結果インフルエンザは流行しなかった。

何でも今年は、オーストラリアでインフルが急増したことに加え、ここ数年インフルが流行しなかったことで、今冬の流行が懸念される「Ａ香港型」への抗体保有率が全年齢層で低下傾向にあることから、流行してもおかしくないらしい。

同時流行を想定し政府は、「発熱外来」は高齢者や小学生以下の子供などに限定し、中学生から 64歳の基礎疾患の無い人は、コロナの抗原検査キットで自主検査し、陽性の場合は「健康フォローアップセンター」に登録し自宅療養、という方針を固めたという。

重症化リスクの高い人の医療体制を確保するためらしい。

中学生から 64歳の基礎疾患の無い人は自主検査ということだが、検査キットが足りるのか、検査キットで陰性だったら一般の医療機関で診てもらえるのかなど、疑問点が多い。

そもそも発熱外来が少ないことが問題で、ことここに至っても発熱外来の拡充は進んでいない。

「ウィズコロナ」と言うなら、一般医療機関で気軽に診療を受けられるようにすることが喫緊の対策だと思うのだが。

相変わらずの対処療法、いい加減に止めたら。

筆者はインフルエンザの予防接種を予約し、自部なりの対策を施したが・・・。