春夏秋冬

春夏秋冬、日々起こっていることや身近で起きた出来事を自分目線で気儘に綴ります。

希望しても無理かな?

武漢コロナウイルス。



行動制限なしのお盆休みが明けた18日、全国の感染者数は 25万 5,534人と過去最多を記録した。



21道県で過去最多となるなど、地方での感染拡大が目立つ。



検査と結果が出るまでの間に移動してしまったケースも見られ、それらが感染拡大を招いているとの見方も。



また、感染者数に遅れて入院患者のピークが来るため、病床のひっ迫状況は今後も続くことが懸念される。



そんな中、武漢コロナウイルス感染者の全数把握に代わる手法として、特定の医療機関からの届け出を集計して感染状況を監視する「定点把握」の導入を厚労省が検討していることが分かった。



現在は、HER-SYSで医療機関が全患者の発生届を保健所に提出することになっており、この入力作業が医療機関や保健所業務を圧迫していると指摘されている。



一方、インフルエンザ等の場合、全ての医療機関ではなく、報告する医療機関をあらかじめ決めて、そこでの患者数から全体の流行を把握する「定点把握」という方法が取られている。



この方法に変えようという訳だが、医療機関の負担が少なくなる半面、感染状況のトレンドが解り難くなり、感染が拡大しているのか収束しているのか、特に感染拡大期はそのスピード感の把握が遅れるといったデメリットが否めない。



また、高齢者や健康観察が必要な人がこぼれ落ちてしまう恐れがあるし、保健所や行政の入院調整ができなくなると、状態が悪くても入院できないといったケースが出てくることも想定される。



業務が大変だから全数把握を止めるといった短絡的な考えではなく、全数把握を止めることで生じる不都合を検証し、補うシステムを作りながら段階的に無くしていく、そうした見直しを進めていって欲しいもんだ。



今の厚労や大臣や政府分科会に、これができるとは思えないが・・・・。