フィリピーナ 7
バーでウェートレスとして働くアラサーフィリピーナ。
同じバーで働くウェートレス仲間と一緒に、安アパート住まい。
馴染みのママさんの伝手で働きだした初日に、そのママさんに紹介され、日本語ペラペラで竹を割ったような性格が気に入り、その後懇意になったフィリピーナ。
若い時に日本で働いたことから、日本語が喋れるようになったとのことだった。
バーではウェートレスとしての仕事以外に、日本人客が指名したフィリピーナの通訳役として重宝されていた。
訳あってバーファインはノーなことから収入は少ないながらも、実家への仕送りを欠かさないしっかり者のフィリピーナ。
ほとんど休まず働いていたある日、気分が悪くなり、意識不明に。
直ぐに病院へ運ばれたが、意識が戻らずそのまま身罷った。
原因は熱中症。
無理をして働いていたつけが回ってきたようだ。
良いピナほど短命なことを改めて知らされた。
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