春夏秋冬

春夏秋冬、日々起こっていることや身近で起きた出来事を自分目線で気儘に綴ります。

お粗末の一言に尽きる

政府の子供関連予算を巡る発信が混乱している。



岸田総理は 15日の衆院予算委員会で、子供政策を含む「家族関係社会支出」が令和2年度に国内総生産(GDP)比2%に達したとしたうえで「それをさらに倍増しようと申し上げている」と、GDP比4%の確保を目指すと受け取れる発言をした。



ところが磯崎仁彦官房副長官は翌日の記者会見で、「将来的な倍増を考えるベースとしてGDP比に言及したわけではない」と、岸田総理の発言を軌道修正。



松野官房長官も昨日の衆院予算委員会で、「どこをベースにして将来的に倍増していくかはまだ整理中で、子ども・子育て予算の拡充に努めているというのが首相の答弁(の趣旨)だ」と説明し、GDP比4%と受け取れる発言の火消しに。



GDP比2%から4%に引き上げるとすれば、10兆円規模の追加予算が必要となることから、春の統一地方選や衆院補欠選挙を控え、子ども政策への注力をアピールしつつ、財源論に及ぶのを回避したい思惑がありそうだ。



お粗末の一言に尽きる。



お粗末といえば、食品スーパーの西友、農水省から食品表示法に基づく是正と再発防止の指示を受けたが、その内容が余りにもお粗末。



何とズワイガニとベニズワイガニとを間違えて販売していたというからビックリ!



2020年3月から 2022年1月に、ベニズワイガニを「ずわいがに」と表示し、359パックを販売、また 2021年5月から 11月には、ズワイガニを「紅ずわいがに」と表示して 50パック販売したという。



ズワイガニの卸売価格は1kg 6,360円に対し、ベニズワイガニは1kg 474円と 13倍もの価格差がある。



指示を受けた西友は、「お恥ずかしい話だが、現場で魚種の認識が不足していた」と対策強化に取り組むという。



笑っちゃう前に、お粗末の一言に尽きる。