念頭の記者会見で、「先送りできない課題」に答えを出すのが「岸田政権の歴史的役割」と、覚悟を強調した突然親父・岸田総理。

新たな挑戦として「異次元の少子化対策」を挙げた。

またまた突然で突拍子な表現と発言！

しかも、担当大臣に３月末までに具体策をまとめろだってさ。

中身次第では新たに兆円単位の財源が必要になるというのに。

「異次元の少子化対策」として掲げる児童手当を中心とした経済的支援の強化、子育て世帯を対象としたサービスの拡充等々については、その裏付けとなる財源の確保は不明なままだ。

一方で、先送りできない課題に結論を出した例として、防衛力の抜本的強化とエネルギー政策の転換を挙げた。

が、専守防衛を空洞化させる敵基地攻撃能力の保有や防衛費の倍増、福島の事故の教訓を忘れたかのような原発の積極活用への転換は、そのいずれもが国民の前で熟議のうえ決定されたものではなく、突然総理が決めたもの。

結論ありきで重大政策を安易に転換したり、異次元だの好循環だの何かすごいことを言っているようだがよくわからないことを並べ立てる岸田総理。

新たな挑戦云々の前に、これらの重大な政策転換について、今月末召集の通常国会で深堀りの議論を交わすことはもとより、早期の解散総選挙で国民の信を問うて欲しいもんだ。