春夏秋冬

春夏秋冬、日々起こっていることや身近で起きた出来事を自分目線で気儘に綴ります。

一度身を置いてみれば・・・

相次ぐクマの出没と被害。



「野生生物と社会」学会が昨日、要因や対策などに関する緊急声明を出した。



環境省のまとめでは、2023年度は10月末時点でヒグマとツキノワグマによる人身被害は180人で、統計を取り始めて以来最多。死者も5人に上り、その後も被害が続いている。



緊急声明では、この秋の大量出没について、「直接の要因は、ブナ科堅果類(どんぐり)の大凶作」としつつ、これまで数年おきに大量出没はあり、その規模も大きくなってきたと指摘。



過去10年ほどの間に個体数が増えたり、分布域が広がったりして、市街地の近くにすむクマも増え、集落の放置されたカキなどに味をしめたことや、00年以降捕獲が抑えられてきたことも大きいとした。



被害を防ぐには、先ず市街地周辺での捕獲を進めることや、不要な果樹を伐採してクマを引きつけるエサを取り除くことが必要だとした。



また、捕獲に関わった行政の窓口などに大量のクレームや中傷のような抗議が寄せられていることから、対策にあたる人たちへの配慮も要望。



クマについて、「付き合い方を間違えれば人命を奪うこともあり、一定数の捕獲は欠かせない」とし、「関係者への配慮の無い電話や執拗なクレームは、関係者の努力をくじき、かえってクマとの共存を妨げる結果を招く」と訴えた。



そもそも害獣駆除という当たり前のことを緊急声明として出さなければならないような状況が異常でしょうよ。



動物愛護と称して、害獣や害鳥駆除にクレームをつける輩たちの何と多いことか。



そいつらこそクマが出るような状況に一度身を置いてみればと思う。